1960にプレスティジからムード音楽系ジャズシリーズとして発売された一枚。9枚目に発売されているので、moodsville vol.9と大書されており、こちらがタイトルだと思ってしまいそうです。ピアノトリオで、演奏者は、あまり聞かない人ばかりだけど、ジャズの廉価シリーズでは版を重ねている名盤。BGMとしてかけると、気が付く終わっています。今回あらためて聞くと、アドリブというかソロのパートが殆どないので、演奏者の「さあ腕の見せ所」みたいなところがないのが、聴き易い理由かとも思ったりします。それでも冗長なところや退屈感を感じさせない所がさすがです。
ピアノのトミーフラナガンは、ソニーロリンズ、コルトレーン、エラフィッツジェラルドあたりの名盤をサポートしており、リーダー作としては「Over seas」が名盤とされているけど、聴き易さは、これが一番。